ビニール・合皮を縫うときにミシン用シリコン剤を使うと良い、という話を聞いたことはありませんか。
今回はクローバーのソーイング用シリコン剤を購入したので実際に使ってみたレビューを書いていきます。
購入した経緯
もともとビニール系の素材を縫うときは、写真のように押さえがねの半分に紙をハサんで滑りをよくして縫っていました。
しかし今回は曲線が多く紙を挟む方法では綺麗に縫うことが出来ず。
そこでamazonでシリコン剤を検索!
評判の良かった、クローバーのソーイング用シリコン剤を購入し使用をしてみることにしました。
またシリコン剤ときいて最初に思い浮かんだのはkure5-56だったため、別の記事ではソーイング用シリコン剤の代用としてkure5-56は使えるのか。ということも書いています。詳細はこちら。
使用したもの
・クローバー ソーイング用シリコン剤
・セシナーレザー
レザーとありますが触った感じはビニールに近かったです。
押えがね、針に塗布
まずは押えがね、縫い針に塗布し縫っていこうと思います。
押さえがねはミシンから外し裏側(布に当たる面)に塗布しました。
さて、縫ってみます。
スルスル縫える!
ただスルスル縫えますが10cmほどで滑りが悪くなり布が送りだしにくくなりました。
縫い目も右側にいくにつれて細かくなっており、スムーズに生地が送り出せなかった様子がわかりますね。
押えがね、縫い針の塗布で長い距離を縫うためには途中で塗りなおさないといけないようです。
また塗った後の生地を確認しましたが、ベタつきやシミなど残っている様子はなく私は布への影響は気になりませんでした。
布に直接塗布
調べてみると布に直接塗布しても良いと情報があったので、その方法でも試してみます。
布に直接塗り、その後縫ってみると最後までスルスル縫えました。
当初困っていた曲線も、普通の布に近い感覚で縫う事ができました。
縫い目は多少バラつきはありますが、細かすぎるという事はなく生地も比較的スムーズに送り出せていたようです。
ただ生地に直接シリコン剤を塗布したため縫触るとぬるっとした感じが少し残っていました。見た目は気にならず、本当に多少だったので私は特にふき取ったりはしていません。
公式の説明を確認すると水溶性のシリコン剤のため水で拭きとると綺麗になると記載がありました。気になる方もこれで安心ですね。
まとめ
- 押えがね、針への塗布では長い距離を縫うためには塗り直しが必要。
- 布に直接塗布では最後までするする縫える。生地にシリコン剤が残るが見た目には気にならない。
お値段もお手頃だから、曲線を縫う、長い距離を縫ときにはあると便利だね!
曲線がスルスルと縫えるようになったので私は購入して良かったなと思える商品でした。
また普通の布に近い感覚で縫えるので、ミシンに慣れていないが、ビニール・合皮を縫いたい!という方にもおすすめできそうです。
今回は1種類の生地のみの評価であり、全ての生地での効果を保証するものではありません。生地のハジなど影響の少ないところで確認をしてから使用することをお勧めします。
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