チャコペンってペンタイプは削らないといけないし、チョークタイプは文字を書いたりするには少し太くて…もっと使いやすくて、色も残らいないものはないのかな?
フリクションだと生地に書きやすくて、アイロンで線が消えるからとっても手軽に使えるよ。
お裁縫をするときにに縫い代や目印つけるチャコペン。
でもチャコペンって洗濯をしても意外と色が残りやすいな、生地に文字は書きにくいな、と感じたことはありませんか。
そんな悩みを解決してくれるのがフリクション。
チャコペンよりも書きやすく、アイロンをかけると色が消えるのが特徴。
手軽に使えて線を消すのもらくちんなんです。
今回はそんなフリクションをチェコペンとして使う利点、注意点を紹介していきます。
この記事の内容
・フリクションはチャコペンよりも線を描きやすく、アイロンで線を消すことができて便利。
・ただし生地の種類によっては白く残ってしまうこともある。
→生地の裏に印をつけるときや縫い代など目立たない部分で使用するのがおすすめ
・フリクションは色の濃い生地には向かない
・フリクション以外にチャコペンの代用になるものはあるが、生地を傷めやすかったり、消しにくさがある。
フリクションペンの使い方
フリクションをチャコペンとして使うにはどうしたらいいのかな?
チャコペンと同じように生地に線をひいて、アイロンをかければ線が消えるよ!
フリクションの利点
アイロンで線が消える
フリクションの利点はなんといってもアイロンで線が消えること。
普通のチャコペンだとこすってもなかなか消えないし、洗濯をしても色が全て落ち切らないことがありますよね。特に色の薄い生地だと残ったチャコペンが透けて表からでも見えてしまうことも。
フリクションならアイロンをかければ線が消えるのでそんな心配はありません。
間違えても消して書き直すことができるもの嬉しいですね。
時間があいても線が薄くならない
でも水で消えるチャコペンや、時間がたつと消えるチャコペンもあるよね?
水で消えるチャコペンは時間がたつと空気中の湿気を吸って色が薄くなっていきます。とくに梅雨の時期は注意が必要。気が付いたら書いた線が消えていたなんでことも。
1日で縫いあげることができるものには良いですが、洋服のような時間をかけて作るものには使うとき注意が必要です。
時間がたつと消えるチャコペンも時間をかけて作るものむきではありませんね。
フリクションはアイロンをかけない限り線が残り続けるので制作の間隔があいても色が消えることはありません。
また洋裁用のペンは1本200円程度ですが、フリクションは100円程度で購入ができる価格の安さも魅力です。
色、太さのバリエーションが豊富
フリクションの利点は色や太さのバリエーションが豊富だということ。
ボールペンからサインペンまで様々な太さが選べるので使用目的に応じて使い分けることができます。
刺繍のような細かい作業をするならボールペン、ガーゼのような柔らかい生地にかくなら軽いタッチで描くことのできるサインペンなど生地に合わせたペンを使用することもできます。
色も豊富のなので、使う生地によって見やすい色のペンを用意することができますね。
色も豊富にそろっているので、生地によって見やすい色を使い分けることもできますね。
チャコペンにはサインペンがおすすめ
洋服を作ることが多い私がおすすめするのはサインペンのフリクション。
ペン先が太く軽い力で線を描くことができるので生地を傷めずに印をつけることができます。
ガーゼやオーガンジーのような柔らかい生地やフェルトのようなペンが引っ掛かりやすい生地にもスムーズに線をひくことができるのが嬉しいですね。
刺繍の図案のような細かいものを書く場合は0.7㎜のボールペンを使っている方が多いみたいだよ。
フリクションの注意点
フリクションてとっても便利なんだ!!
ただ注意しないといけないこともあって…
制作中にアイロンがかけられなかったり、消した後も白く線が残ってしまうこともあるんだ。
制作中にアイロンがかけられない
アイロンをかけると線が消えるフリクション。
つまり制作過程でちょっとシワが気になるからアイロンをかけたいなと思ってアイロンをかけると、書いた線がすべて消えてまします。
事前にアイロンをかけてからフリクションで印をつけるようにしましょう。
線が白く残ってしまうことがある
使用する生地によってはアイロンで線を消した後が白く浮き出てきてしまうことがあります。
使用する前に生地の端で試してみて使用に問題ないかを確認するとよいでしょう。
線が残ってしまうことを考えると生地の裏に印をつけるときや、縫い代など目立たない部分で使用するのがおすすめ。
残ってしまった線も色が薄いので表の目立つ場所以外だと気になりません。
見える場所に使いたい場合は目立たない場所でどの程度残るか確認をしてから使いましょう。
25種類の生地でインク残りを比較!
生地によって白く残りやすいもの、そうでないものがあるよ。
実際の様子をみてみよう。
今回は様々な生地に実際に線を描いて実験してみました。
使ったペンはサインペンタイプのフリクション。
早速結果をみてみましょう。
生地比較まとめ
・サテンのような光沢のある生地は白い線がみえやすい
・マットな生地ほど白い線は目立たないが、角度によっては見えるものも多い
・ただし裏の生地に響くほど目立つものではない
→生地の裏のメモや型紙の出来上がり線なら使っても問題なさそう
定番生地(ツイル、ギャバ、レーヨンなど)
うっすらと白い線がみえるね
光沢のある生地(サテンなど)
白い線がけっこう目立つね
柄や模様のある生地(ジャガードなど)
角度によってはみえるけど意外と目立たない!
薄い生地(おーガーンジー、ジョーゼット)
角度を変えてもわからないくらい目立たない
起毛生地(ベロア、スエード)
青いペンのラインがわりと残っているね。
あて布を低温でアイロンをかけたのだけど、毛の奥に入ったインクまで熱が届かなかくて色が残ってしまった印象があるよ。
もう少し長くあてて様子をみてもよかったかも!?
綿シーチング、フェルト
うっすらと白い線が見えるね
色の濃い生地
色の濃い生地だとほとんど印がみえないね。
チャコペンとして使うのは難しそう
どうしてチャコペンの代用になるの
そも祖おフリクションはなぜ消えるのでしょうか?
パイロットの「フリクションシリーズ」には、フリクションインキという色が消える特殊なインキが使われています。フリクションインキは温度変化の効果で、60℃以上になると透明になり、マイナス10℃以下になると元の色が復元し始めます。さらにマイナス20℃前後で、完全に色が戻るという特性をもっています。
ほしい!ノベリティラボ 消せるボールペン【フリクション】|なぜ消える?その仕組みを解説 より引用
このように60度以上の熱を加えることを応用して、アイロンをかけて色を消していきます。
ただし温度が下がると色が復元することからもわかるように、色が消えてもインク自体は生地に残ったまま。
だからものによっては白く残ってしまうこもあるんですね。
フリクション以外に代用できるもの
鉛筆
2B以上の芯の柔らかいものがおすすめ。消しゴムで消すことができます。
ただし消しゴムで消すと生地を傷める可能性があること、チャコペンほどは綺麗に消えないため注意が必要
ルレッター・ヘラ
生地にルレッターをかけて痕をつけけていけます。
出来ないこともないですが印が見にくい、見失いやすいので注意。
アイロン
直線であれば綺麗につけることがでつけることができます。
曲線は印がつけにくいこと、ポリエステル100%のの生地はアイロンをかけても印が付きにくいため注意。
アイブロウ アイライナー
芯が柔らかいため生地を傷つけずに印をつけることができます。
洗濯すると消えるといわれていますが、使用するアイブロウ・アイライナーの種類と生地の種類によっては消えずに残ってしまうこともあるので注意。
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