コンシールファスナーの付け方|ファスナー押さえがない時の方法

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コンシールファスナーをつけたいんだけど、やっぱり専用のコンシールファスナー押さえがないと縫えないのかな?

普通のミシン押さえでも縫うことができるよ。
方法を紹介していくね。

普通のミシン押さえて縫ったコンシールファスナー

ワンピースの背中や、スカートの脇についているコンシールファスナー。

表から見えないファスナーだから洋服に使われることが多いですよね。

実はコンシールファスナーって専用の押さえがなくてもきれいにつけることができるんです。

この記事では普通のミシン押さえてコンシールファスナーをつける方法を紹介しています。

この記事の内容とポイント
・普通のミシン押さえでコンシールファスナーを縫う方法の紹介
・ファスナーのキワを縫うと綺麗に縫える
・あきどまり付近は普通のミシン押さえでは縫えないので手縫いで処理する。

コンシールファスナーの縫い方

普通のミシン押さえを使ったコンシールファスナーの縫い方を紹介していくね。

コンシールファスナーをつける部分に荒ミシンをかける

今回はブラウスの背中にコンシールファスナーをつけていきます。

生地を中表に合わせ、出来上がり線に粗ミシン(縫い目の広いミシン)をかけます。

あきどまりより下は返し縫いをして普通の縫い目でミシンをかけます。

縫い代にアイロンをかける

縫い代をアイロンで割って開きます。

アイロンをかけ終わったところ

コンシールファスナーを仮縫いする

縫い代にファスナーを仮縫いしていきます。

ファスナーの裏表がわからないよ。

引っ張る部分がついている方が表だよ!

縫い代にコンシールファスナーを置きます。

裏が見えるようにおきましょう。

ファスナーをつける位置は、ファスナーを引き上げたときの頂点が出来上がり線から5㎜下になるところです

ファスナーの中心と、縫い目の中心が合うように仮縫いをしていきます。

ずれてしまう場合は待ち針で仮止めをしてから、仮縫いをしてもいいですね。

この時縫い代の部分だけをすくって縫いましょう。

少し手間だけどコンシールファスナーは必ずしつけ縫いをしよう。
そのほうがきれいにつくれるよ。
筆者も今でも毎回しつけ縫いをするくらい、綺麗に作るには重要なポイントなんだ!

粗目ミシンをほどく

生地を表に返し粗目メインをほどきます。

リッパーを使う楽にほどけます

ファスナーのスライダーを空きどまりまで下ろします。

コンシールファスナーにアイロンをかける

うらに返します。

コンシールファスナーは開いた状態だと端が丸まっているので、縫いやすくなるようアイロンをかけて伸ばします。

アイロンの温度は中温(140-160℃が目安。)

生地が弱い場合はあて布をしてアイロンをかけて下さい。

アイロンをかけても完全にますぐにはならないよ。
丸まっている端が少し開くくらいのイメージで大丈夫。

ミシンで縫う

ミシンで縫っていきます。

縫い代だけにコンシールファスナーをぬいつけたいので、こんな感じに縫い代を開いてぬっていきます。

表面です

アイロンをかけてもファスナーの端が少しまるまっています。

ミシン押さえを下ろして、まっすぐになるようにします。

コンシールファスナーがまっすぐになったら縫います。

縫う場所は丸まりを伸ばしたところにあるファスナーの穴のすぐ横。

ここがポイント!
穴のすぐ横を縫うと表から見たときにコンシールファスナーが見えないよ。
幅を広くとって縫うとコンシールファスナーが見えちゃうから縫う幅には注意!

ファスナーがあるぶん生地が送り出しにくくなっています。

上の写真のように生地を引っ張りながら縫うとスムーズに縫えます。

普通のミシン押さえを使っているため、空きどまりの近くは金具にぶつかってしまって縫えません。

ムリなく進めるところまで縫ったら返し縫をします。

反対側も同様に縫いましょう。

ミシンがかけられなかった空きどまりの付近は手縫いで縫っていきます。

細かい波縫いで大丈夫です。

赤線部分を手縫いする。

空きどまりの金具部分はラジオペンチでつぶして動かないようにします。

ない場合ははさみの突起部分を使うと潰すことができますよ。

ファスナーを縫う

仮縫いの糸をほどいて完成です。

ファスナーを引き上げた部分は、小さいボタンやスプリングホックをつけると首輪まりが開かずにすっきりります。

コンシールファスナーを簡単につける方法

普通のミシン押さえだと縫う場所を調整したり、縫うときは生地がうまくおくりだせなかったり難しそうだね。

そんなときは専用のコンシールファスナー押さえを使うとらくちんだよ。

実はコンシールファスナーをつけるためのコンシールファスナー押さえというものがあります。

これはファスナーをミシン押さえて挟んで縫うのでファスナーの際がぬえて、空きどまりところも最後まで縫うことができます。

ファスナーの際を確実に縫えるので、表からファスナーが見えてしまう、際を縫いすぎてファスナーが上がりにくいということも防ぐことができます。

付属していない場合も、500円程度で購入できるのでこれからもコンシールファスナーをつける予定がある方は購入を検討してみてもいいですね。

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