合皮、ビニールをミシンで縫うと滑りが悪く縫いにくいですよね。
調べてみると合皮・ビニール専用の抑えがねや、ソーイング用のシリコン剤を使用することで縫いやすくなることがわかりました。
シリコンスプレー…え?うちにもあるやないかい!!
そうです。一般的には金属の潤滑剤、レイヤー的にはウィッグのお手入れに欠かせないkure5-56です。
今回はソーイング用のシリコン剤でなくてもビニールが縫いやすくなるのかを試してみました。
ちなみちソーイング用のシリコン剤をつかったレビューはこちら。
今回はソーイング用のシリコン剤とも比較をしていきますので、よければ目を通してみてください。
使用物品
・kure5-56
・セシナーレザー
レザーとありますが触った感じはビニールにに近いと思います。
押えがねにつけてみる
まずは押えがねの裏側(布に接する面)へkure5-56をかけてみました。
ちょっとかけすぎた感は否めませんが、多い分にはいいでしょう。
…いいえ。全くよくなかったです。
3分ほど待ちましたが、乾燥する気配がいっこうになく表面がびちょびちょのままです。
このタイミングでしびれをきらしティッシュでふきとりました。
スプレーの勢いがよく流出量が沢山になってしまうので、一度ふき取る手間がありそうです。
ティッシュなどに吹きかけて塗布したほうが効率が良さそうですね。
それでは縫っていきます。
スムーズに縫えます。
ただし8cmほど塗ったところですすみが悪くなりました。
画像下にいくにつれて縫い目も細かくなっており、上手に布が送り出せなかった様子がうかがえます。
短い距離ならスムーズに縫えますが、持続性はなさそうですね。
また、ソーイング用シリコン剤の時よりスムーズに縫える距離は若干短ように感じました。
ちなみにシミが出来たりベタつくといった生地への影響はありませんでした。
布につけてみる
専用のシリコン愛は布に直接する使い方もあるようなのでその方法でも試してみたいと思います。
今回はティッシュにkure5-56をふきつけ、それを生地に塗ってみました。
スプレーを押えがねに直接吹きかけたときのように、量が多すぎてしたたってくるということはなかったです。
ては縫ってみましょう。
スムーズに縫えます。
縫い目も多少のバラツキはありますが、布が送り出せず目が細かくなる様子はありません。
ただ、ソーイング用のシリコン剤を使用した時は布に近い感覚で縫えたので、それには劣るかなあと思います。
また塗った後に生地を確認するとkure5-56が布に残ってるのが見ためにもわかったので、私は縫った後にティッシュで拭き取りまいした。ふき取った後は特にシミが出来たりベつきが残るという事はなかったです。
塗布した量が多かったのかkure5-56の臭いも気になり、私は窓をあけて作業しました。
直接塗布する方法ではスムーズに縫えますが、塗った後の拭き取りが必要そうですね。
まとめ
- 押えがねの塗布で長い距離を縫うには塗り直しが必要
- 布に直接塗布ではスムーズに縫えるが、kure5-56が生地に残るため拭き取りが必要。また作業中の臭いが気になるため換気が必要。
少しだけ縫いたいとき、今後ビニール・合皮素を縫う予定がない場合の代用品としてkure5-56は使えそうだね!
ただ専用のものの方が縫いやすいから長距離を塗ったり、今後もビニール合皮を縫う予定がある場合は専用のシリコン剤を買った方が便利だね。
今回はセシナーレザーを使用した結果であり、すべての生地での効果を保証するものではありません。
生地の端などめ立たない所で試してから使用することをオススメします。
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