薄い生地を使いたいんだけど透けちゃって…簡単に裏地をつける方法はないかな?
表の生地と裏地の生地を一緒にロックミシン(ジグザグ)をかけると簡単に裏地がつくよ!
生地が薄くて透けてしまうな。
柔らかいからもう少しハリを出したい!
ポリエステルの生地だと蒸れて暑いな…
そんな時は裏地をつけましょう。
でも裏地って手間もかかるし難しそう…。
そんな方におすすめなのが今回紹介する「なんちゃって裏地」
最初にひと手間かければあとは普段の服つくりと手順は一緒!
面倒な裏地作りが簡単に完成します!
この記事の内容
・表の生地と裏地を一緒にロックミシンにかけると簡単に裏地がつく
・裏地が一緒につくので、生地がずれにくい、薄い生地にハリがでて縫いやすくなるメリットがある
写真と解説
オーガンジー生地に裏地をつけてワンピースを作りました。
見頃に裏地がついています。
裏から見るとこんな感じ。
今回の方法では縫い代は隠れないよ。
そのぶん簡単にできるから売り物でなく自分用の服や、制作の速さを優先した衣服を作るときにおすすめ。
今回の方法を使えば裏地だけでなく、生地を重ねて柄付きの生地のようにすることもできます。
例えばこちら。
こちらは蜘蛛の巣柄のチュール生地と無地のトイクロスを重ねて制作しました
蜘蛛の巣柄の生地のようになりましたね!
用意するもの
- 表の生地
- 裏地
- 両面テープ(5㎜幅以下)
少しずつカットして使うからカッターのついている両面テープが使いやすい!
ダイソーなど100円ショップでも売っているよ。
手順
簡単な説明
どうやって裏地をつけていくの?
パーツごとにロックミシン(ジグザグミシン)をかけて、2枚の生地を1枚の生地にしていくよ。
裏地に型紙を写す
裏地に型紙を写します。
このとき裏地用の型紙でなく、表に使用する型紙を写してください。
裁断する
縫い代を2㎝以上あけて裁断します。
両面テープを貼る
裏地の表面に両面テープを貼ります。
両面テープがついている部分は後で切り落とすから、なるべく端に貼ってね。
メインのの生地と合わせる
メインの生地を広げ、シワがないよう伸ばす。
両面テープごと裏地を貼る。
メインの生地を切る
裏地に併せメインの生地を切裁断します。
縫い代は後で切り落とす部分なのでざっくりで大丈夫です。
端の処置をする
縫い代が1㎝となるようロックミシンorジグザグミシンをかけます。
ジグザグミシンはミシンをかけた後、縫い代1mを残して裁断します。
これで両面テープも切り落とされたね!
完成
完成です!
これで1枚の布になりました。
2枚の生地がくっついていますね!
表もから見た様子。
あとは服を作りの手順に沿って作成してください。
メリットデメリット
・型紙を写す手間が減る
・薄い生地にも裏地がついてハリが出るので縫いやすい
・両面テープで固定してからロックミシンをかけるので生地がずれにくい
・裏地をつけるが裏からは縫い代が見えてしまう
・両面テープを切り落とすため、生地を沢山使ってしまう
裏地への型紙を写す手間が減るのと、作り方が裏地なしの方法と変わらないので、簡単に制作ができて時間が省略できます!
両面テープで表の生地を裏地と固定してからロックミシンをかけるので生地がずれにくいです。
とくにジョーゼットなどの柔らかい生地には効果的!
そんな生地は裏地がつくと縫いやすくなるのも嬉しいポイントですね。
簡単に裏地が作れて、生地がずれにくいので洋裁初心者さんが裏地つきの服を手軽に、綺麗につくりたいときにおすすめの方法です。
デメリットは裏から見た他時に縫い代がみえてしまうこと、両面テープの部分をきりおとすので生地を沢山使うこと。
値段の高い生地を使うときには注意が必要です。
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